yonige/our time city
こんにちは、マーシーです。
年が明け、2022年になりましたね。僕はプロ野球を観るのも好きなのですが、応援している読売ジャイアンツが最後に日本一になったのが2012年と今年で10年たってしまうことにゾッとしています。今年こそは頂点に立ってほしい、、
2021年は学生生活が終わり、社会人となった1年でしたがあっという間に過ぎていきました。昨年は夏くらいまで中々いい音楽に出会えず、刺激のない日々に絶望していましたが、後半になるにつれ好きなバンド達が新譜を出してくれていたり、軽く聞いてスルーしていた曲を聴きなおすといいじゃんとなってなんだかんだ新しい音楽にたくさん出会えたので良かったです。いい曲に出会うと、その曲を聴くたびに出会った時の心境を思い出せるのがいいなあと思ってます。
さあ、今回はバンドに出会ったきっかけの曲というよりもこの曲をきっかけにハマらなくていいものにハマってしまったなという曲について書いていこうと思います。
その曲はyonigeの「our time city」です。yonigeに出会ったのは、高校を卒業したあとの春休みにYouTubeを漁ってた時に彼女達の代表曲である「アボカド」のMVからでした。この曲のサムネイルのVo.牛丸が一時期のSCANDALのMAMIの雰囲気に似ていて気になったのがきっかけでした。
アボカドの歌詞のインパクトは衝撃的で全く理解できなかったのを覚えています。このの曲は実話であり実際にアボカドを投げつけられた彼氏がいたと知ったときはさらに衝撃を受けました(笑)
このアボカドのインパクトからyonigeを聴きだした訳ですが、その後「our time city」に出会いました。ただ、この曲と僕の関係は冒頭のこの歌詞のみです。
「ラッキーストライクの煙を夜風に溶かして歩く」
当時はラッキーストライクというものが何を指しているのか分からないしあまり気にもかけていなかったのですが、後にタバコの銘柄の一つであるということを知ります。タバコに少しの興味と憧れを持っていた典型的な大学生だった僕は初めて買うのはラッキーストライクにしようと決めていました。とはいえ、当時は未成年であるし、なんちゃってとはいえ部活で水泳を続けていたので肺に悪いというタバコを吸うというきっかけは中々ありませんでした。
そんなある日、タバコにすがりたくなる絶望的な裏切りにあいました。
人生で初めてマルチ商法にあったのです。相手はバイト先の先輩でした。シフトが被れば人見知りな僕にも気さくに話してくれるし、いい人だなと思っていました。そのバイトを続けていて20歳の誕生日を迎えるとその先輩から、誕生日祝いにとごはんに誘われました。そこから地獄の勧誘が始まりました。世間知らずな僕は当時は何の疑いもせず話を聞いていました。ただ、話が進んでいったあとにネットで調べると同じような内容の知恵袋や2CHのスレを見つけるわけです。気づいた時はもう遅くその日の帰りに絶望しながらドンキでラッキーストライクを買って公園で泣きながら何本も慣れていないタバコを吸いました。
結果としてはクーリングオフを使い、お金を取られることはなかったのですがあの時の自分の世間知らずからくる絶望感は忘れることが出来ません。
そんな形でタバコに出会い、なんだかんだで今も定期的に吸っています。とはいえ平均すれば1日1本も吸わないライトスモーカーなのできっかけがあれば手放せるとは思ってますが、酒を飲んだ後に好きな音楽を聴いて一服できる時間は至高なのでまだしばらくは抜け出せないでしょう。。。ちなみにyonigeの気だるい日常を表現する近年の曲たちはぴったりのタバコソングです。
そんな感じでバンドマンに憧れてタバコを始めてしまう典型的サブカル大学生のお話でした。
THE ORAL CIGARETTES/リコリス
こんにちは、マーシーです。
2021年終わりますね。今年は社会人になり、地方勤務、さらにコロナということでライブに行く回数はグッと減ってしまいました。ただ、その分行きたいライブに全力を注げましたので一つ一つのライブが今まで以上に満足度が高かった気もします。回数は減っても日常を彩ってくれている音楽を生で体感できるライブという非日常な空間は大事にしていきたいです。
来年からは東京勤務なので平日仕事終わりにふらっとライブに行くなんてできたらなと思ってます。
さあ、今回は僕の今1番大切で憧れの存在であるTHE ORAL CIGARETTESの「リコリス」という曲について書いていこうと思います。
リコリスとは、日本語で「彼岸花」という意味です。人々が周りを見て生きる様を彼岸花と表現。とても刺さりました。
この曲のMVには死神が出ていたりと、曲の雰囲気はめちゃくちゃにダークです。ただ、歌詞には光を感じる。一言で表すならそんな曲なのです。
このリコリスだけでなく、オーラルの曲はひたすらに暗い。けれど歌詞には温かさがあって、自分の弱さを肯定してくれる曲が多いです。
周りを見て萎縮して何も進めない、そんな自分が常にいる。その弱さは認めているけれど目をそらしてきてました。彼らはライブで度々こう言ってくれました。「ロックは弱い奴が鳴らすから説得力がある」「弱くてもいい」と。底に落ちている時は、明るい応援ソングよりも、こういう言葉に支えられるんですよね。
また、オーラルの近年のアルバムでは多様なジャンルの音楽がミックスされています。パンクな雰囲気な曲だと思ったら次はファンク、そのあとは正統ロック、、、といったような感じで1バンドのアルバムなのに次々に雰囲気が変わっていく。これはオーラルから「こんな音楽もあるんだよ、カッコいいっしょ?」と紹介されているような気がしてます。
10代の頃は現代ロックこそが正義だという価値観でしか音楽を聴けていなかった気もしますが、オーラルの曲を聴いていくうちに気づけば色んなジャンルや時代の音楽も自ら聴くようになっていました。
好きなバンドから吸収して新しいモノを見れるようになれたのは素敵だなと思ってます。きっと後もう何年もオーラルが自分の音楽の中心にいるだろうから、もっともっと音楽の素晴らしさを見ていけるのかなと思うし、このバンドの行く末を見続けていきたいな。
FINLANDS/カルト
こんにちは、マーシーです。
クリスマスも終わって、今日からは2年ぶりの開催となったCDJと、各方面から年の瀬を感じさせられますが、僕はなぜか今日が休み納めです、、、今年はシフト制で働いているので仕方ないですが年末年始は気が重いですね、、、
さあ、前回は男のアツさを教えてくれたUVERworldについて書きましたが、そんなUVERとは打って変わってとあるガールズバンドの曲について書いていきたいなと思います。
FINLANDSの「カルト」という曲です。
この曲に出会ったのはタワーレコードでの試聴からでした。確か赤い公園かyonigeの新譜をチェックしに行ったときに同じコーナーにあったのをふと聴いてみたのがきっかけです。ハイトーンが特徴的なボーカルの声にとても惹かれ、一瞬で虜になりました。このアルバムはもちろんFINLANDSというバンドの存在すらも当時は知らなかったので、あの時タワレコに寄っていなかったら出会えなかったと思うと運命を感じます。
このカルトという曲は歌詞の最後が「わたしは確かにあなたを思っていたんだわ」で終わっているように失恋ソングなのでしょう。この曲以外の曲もほとんどはテーマは恋愛です。
ただ、FINLANDSをラブソングのバンドとしてだけで形づけるのは違うな~と思ってます。恋愛をテーマにしていれば、「好き」「愛してる」といった言葉がどこかには入ってくるのが普通なはず。けれどFINLANDSの曲にはそうした端的に分かりやすい言葉ではなく、一つ一つの表現が独特で興味が惹かれていく。そんなように感じています。
この曲で特に素敵に感じたのはこの歌詞です。
今夜ぱったりと脳を奪われて もしも時空を超えてもあなたを
見つけることが出来るなら 正体不明光線も悪くないさ
この歌詞から、最後は「あなたを思っていたんだわ」という歌詞で終わるように、いなくなってしまった相手のことを狂ったように愛していたのだなと。ただ、「君を愛していた」で終わるよりもよっぽど想いを感じさせられます。
FINLANDSの曲はボーカルの声も曲調もどこか寂しげで儚いような雰囲気であるけれど、中には強い芯があるから絶対にブレないなと思ってます。
流行りのラブソングには少しアレルギーを感じてしまう自分ですが、FINLANDSを聴いているとなんだかんだラブソングも好きなんだなと思ってしまう(笑)
UVERworld/浮世CROSSING
こんにちは。マーシーです。
さて、今回から出会った曲との思い出や感じたことを記録していこうと思います。第1回をどのアーティストの曲にするか迷ったのですが、今日12月21日はUVERworld TAKUYA∞の誕生日ということでUVERに出会った曲である「浮世CROSSING」について書いてきます。
彼の生き様はカッコいい男そのものであり、TAKUYA∞が歌うからこそUVERの曲は入ってくるものがあるのだなと思います。僕も彼に憧れたことから2年前から定期的にランニングをするようになりました。走れば走るほどどれだけ凄いことを平然とこなしているのかを感じさせてくれます。
さあそんなカッコいい男の集まるバンドに出会ったのは以前にも書いたように中学3年生の頃でした。当時はあまりにも無謀な告白をし、当然のごとく振られてメンタルが完全に終わっていたのを覚えています(笑)
そんな自己肯定感も皆無の頃、浮世CROSSINGを聴いてハッとしたわけです。とにかくこの曲が沈み切っていた自分を押し上げてくれました。そんなしょうもない失敗で受験勉強手がつかない日々を数日過ごしてましたがUVERに出会った日を境に切り替えられるようになり、結果として志望校に無事受かったので、あってよかった黒歴史なのかなと思ってます、、。
出会った曲であるということもあるけれど、この曲こそがUVERが伝えたいメッセージなのではないかなと勝手に思ってます。
「ありのままが素敵だと言ってくれたことが嬉しくて、嬉しくて」
「それぞれ何か抱えてこの平成と向き合ってんだ」
「変わってくことだけが大切じゃないよ、きっと」
この曲の歌詞は当時から今もなお、自分に刺さってきます。
僕自身強い人間ではないのは自覚しているけれど、相手から弱く見られたくない。そんな思いから出会う人に弱みを隠して生きることが多いです。ただ、結局信頼できるのは弱みを打ち明けられた人であるのだからもっともっと自分を開いて、ありのままを受け入れてくれる人を増やしていきたいな~と思うのです。
そしてTAKUYA∞のように、UVERworldのように、素敵な仲間と一緒に生きていきたい。
あとこの曲はまだライブで聴けずじまいなのでいつの日か聴ける日が来ますように、、、
音楽遍歴~大学生~
こんにちは。マーシーです。いよいよ冬フェスが始まって年末を感じだす頃になってきましたね。今年は地方にいるので行けませんが、、、
さて、長い受験生活を終えて晴れて大学生となり、高校の先輩からフェスに行こうと誘われます。JAPAN JAMです。当時は先に挙げていた5バンドを含む数バンド以外はほぼにわかの状態で、いく候補の日のフェスのタイムテーブルを見ても1曲でも聴いたことあるのも2.3組という状態でした。なので、予習をしようとタイムテーブルの中から気になったアーティストのCDをレンタルしにいくことに。
そこで後に自分になくてはならないアーティストに出会えました。
その日のオーラルはサブステージのトリでした。振り返ればひたすらオーラルを待ち望んで他のアーティストのライブを見てたなと(笑)
そして夕暮れ時いよいよ出番となり、初めてのオーラル。ライブで見るのはもちろんイヤホン越しで聴こえるものとは全く違い、ひたすら興奮でした。当時の新曲「ONE‘S AGAIN」の前のMCで「俺らは音楽業界の常識を変えていきたい」と話していた姿を信じてきました。
それからフェスの余韻のままオーラルについて調べていると、翌月に武道館ワンマンが!もちろんチケットは即完していたが、追加席の販売があり、なんとかそれに間に合い行けることに。それから先はすっかりオーラルの虜になり関東で開催されるツアーには毎回行くようになります。
そして学生時代は新宿でアルバイトをしていたこともあり、新宿のタワレコに通うようになりました。気になったCDを見つけては試聴していました。そのタワレコで人生最初で最後の一聴惚れをする訳です。そのアーティストがFINLANDSです。
今までSCANDALから始まりガールズバンドを色々聴いてきましたが、また新しいバンドでした。当時の最新アルバム「LOVE」を聴いて儚いようなハイトーンに惹かれ、忘れないようにとその場で写メを取って帰りました。FINLANDSはその次のアルバムのツアーから行くようになり、ツアーだけでなく予定が合えば、出ているライブに行くようになりました。
大型フェスにも何回も行き、大学4年間で100回はライブに行くことが出来たのでこの2バンド以外にも多くのアーティストのライブを見ました。もちろん先に挙げた5バンドのライブにも行くこともできました。
ただ、オーラルとFINLANDSという2つのバンドから繋がって聴くアーティストが日々増えていきました。これから先、社会人になってもなんとか時間を作ってライブを見に行きたいのはこの2バンドです。この2バンドには好きを超えた感情を持っているなと感じてます。
こんな感じで学生生活10年間音楽を聴いてきました。次回からはこの大切なアーティストの曲について書けていけたらな~と思います。
音楽遍歴~高校生~
こんにちは。マーシーです。
前回は中学生の頃に出会った僕の原点のアーティストを紹介しました。当時はいいも悪いも感じず純粋に音楽を楽しんでいたような気がします。
そんなバンドにハマって音楽を聴きながら中学校を卒業し、高校生になりました。ただ、高校生の頃も大好きだったのは中学生と変わらずRAD、SCANDAL、UVERだったなあという感じです。とはいえ、今も聴いている何組のアーティストと出会えたのは高校時代だったので今回はその方たちのお話を。
まずは、赤い公園。
このバンドに出会ったのは正確には中3の終わりだったような気もしますが、いつものように何気なくYouTubeを見漁っていたらある曲のMVを見ました。
「絶対的な関係」です。この曲を聴いた衝撃は後にも先にも感じたことのない間隔でした。1分少しもないような短さの曲ではあるけど、一度聴いたら忘れられないし、何度聴いても鳥肌の立つイントロ。ガールズバンドが鳴らす音楽とは思えませんでした。絶対的な関係は僕の中で今でも最強のキラーチューンです。どんなに聴きたくてももう2度と生で聴くことはできないけれど、、、
そして、高1の秋ごろにSHISHAMOに出会う。
彼女たちのデビュー作である「卒業制作」を何気なくレンタルしてみて、1曲目の「宿題が終わらない」の歌詞にひたすら共感してしまったのがきっかけです。「来ないで明日」と、全高校生は何回思ったのだろうか、、
ボーカル宮崎朝子の魅力を理解してくれる人に出会うことが殆どないのがひたすら悲しい限りです。
こんな感じで自分の世界で、自分の耳の中でしか鳴っていなかった音楽でしたが、高2の頃初めてライブに行くことになります。SCANDALの「HELLO WORLD」のツアーに行きました。一緒に行く人もいなかったのでTwitterを駆使して初めて同じバンド好きの人たちに出会いました。ちなみにマーシーという名前はその日出会ったSCAファンの方につけてもらった名前です。
ずっと自分1人で聴いてきた音楽が目の前で、自分と同じようにバンドが好きな人達と一緒にライブがみれたのは本当に素敵な時間で、最高の夜になりました。これをきっかけにライブにドはまりするというわけでもなく、真面目な高校生だったので、その後は武道館にSCANDALを2回見に行ったあとは、大学生になったらめちゃくちゃライブ行くぞという気持ちをモチベーションに勉強をするのでした。
SOLなどラジオをたまに聴くこともあり、ONE OK ROCKやKANA-BOON、[Alexandros]、ゲスの極み乙女。と言った当時人気のロキノンバンドも聴くようになりましたが、当時中心にいたのは今回紹介したようにガールズバンドだったなと。48グループや坂道といったアイドルグループが全盛期の中全く惹かれることなくガールズバンドを求めたのは、アーティストに魅力を感じるのは単にルックスの良さだけじゃなく、表現するものも重要視してたからなのかなと思ってます。
さあ、受験を終えると無事ライブキッズになってしまった大学生のお話を次回はしたいなと思います~~。
音楽遍歴~中学生~
こんにちは。マーシーです。
今回から今までハマったアーティストを振り返っていこうと思います。
僕が音楽に興味を持ったのは中1の冬頃です。丁度今くらいの頃だったのかな
それまではテレビで流れる音楽の世界しか知りませんでした。ただそんな中1の部活帰りのある日、当時一緒に帰っていた先輩からとあるバンドの曲をススメられました。
今までロックバンドと意識して曲を聴いたこともなくキャッチ―でポップな曲しか知らなかったのでRADのトリッキーな音楽は新鮮に感じたのを覚えています。
そしてそこから半年ほど経ち中2の夏休み。Youtubeを漁っていたらあるガールズバンドのMVを見つけました。
それがSCANDALの「太陽スキャンダラス」です。
実はSCANDALはアニメのBLEACHの主題歌で聴いたことがあったし制服バンドという存在は珍しかったので知ってはいました。ただこの曲を聴いた時になぜか今まで何にも感じてなかったバンドに衝撃を受けました(中2の坊主には刺激的だったのか?)。とにかく可愛かったですこの頃からずっとTOMOMIが1番です。
そして日も経たない内に地元のレンタルCDショップに行き、初めて自分でこの2曲が入ったCDをレンタルしました。
そこから定期的にレンタルCDショップに行っては過去作をレンタルしてウォークマンに入れていき、この2つのバンドの曲をどんどん知っていきました。この2バンドが僕の原点です。
そして中学生の純粋な気持ちを熱くさせてくれ、今でも聴けばその頃の気持ちに戻れるバンドに中3の頃に出会いました。
当時クラスの一部で流行っていたので試しにベスト盤「Neo SOUND BEST」をレンタルしてきて聴いてみたらイチコロでした。
高校受験という初めての壁に立ち向かえたのは間違いなくこのバンドのおかげです。
「浮世CROSSING」のありのままが素敵だと言ってくれたことが嬉しくて…という歌詞は自己肯定感を上げまくってくれていました。
他にもCDショップで気になっていた曲を借りてみたりはしていましたが、今でも心に残っているアーティストはこの3バンドです。RADをあの時先輩がススメてくれなかったら、SCANDALのMVを見逃していたら、UVERを好きな友達が周りにいなかったらこれから先に出会うアーティストにも出会えていなかったかもしれないと思うと音楽はやっぱり一期一会だなと思う限りです。
この3バンドに多感な中学生の頃に出会えたのは本当に幸せでした。。。