THE ORAL CIGARETTES/リコリス

こんにちは、マーシーです。

 

2021年終わりますね。今年は社会人になり、地方勤務、さらにコロナということでライブに行く回数はグッと減ってしまいました。ただ、その分行きたいライブに全力を注げましたので一つ一つのライブが今まで以上に満足度が高かった気もします。回数は減っても日常を彩ってくれている音楽を生で体感できるライブという非日常な空間は大事にしていきたいです。

 

来年からは東京勤務なので平日仕事終わりにふらっとライブに行くなんてできたらなと思ってます。

 

さあ、今回は僕の今1番大切で憧れの存在であるTHE ORAL CIGARETTESの「リコリス」という曲について書いていこうと思います。

 

リコリス

リコリス

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リコリスとは、日本語で「彼岸花」という意味です。人々が周りを見て生きる様を彼岸花と表現。とても刺さりました。

この曲のMVには死神が出ていたりと、曲の雰囲気はめちゃくちゃにダークです。ただ、歌詞には光を感じる。一言で表すならそんな曲なのです。


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このリコリスだけでなく、オーラルの曲はひたすらに暗い。けれど歌詞には温かさがあって、自分の弱さを肯定してくれる曲が多いです。

 

周りを見て萎縮して何も進めない、そんな自分が常にいる。その弱さは認めているけれど目をそらしてきてました。彼らはライブで度々こう言ってくれました。「ロックは弱い奴が鳴らすから説得力がある」「弱くてもいい」と。底に落ちている時は、明るい応援ソングよりも、こういう言葉に支えられるんですよね。

 

また、オーラルの近年のアルバムでは多様なジャンルの音楽がミックスされています。パンクな雰囲気な曲だと思ったら次はファンク、そのあとは正統ロック、、、といったような感じで1バンドのアルバムなのに次々に雰囲気が変わっていく。これはオーラルから「こんな音楽もあるんだよ、カッコいいっしょ?」と紹介されているような気がしてます。

10代の頃は現代ロックこそが正義だという価値観でしか音楽を聴けていなかった気もしますが、オーラルの曲を聴いていくうちに気づけば色んなジャンルや時代の音楽も自ら聴くようになっていました。

 

好きなバンドから吸収して新しいモノを見れるようになれたのは素敵だなと思ってます。きっと後もう何年もオーラルが自分の音楽の中心にいるだろうから、もっともっと音楽の素晴らしさを見ていけるのかなと思うし、このバンドの行く末を見続けていきたいな。